英語の学びを考える
なんで留学すんの?っていう問いのなんだかんだメジャーアンサーは
英語力向上
だと思うんです、なんだかんだ。
こっちで浴びるように英語を享受しているなかで
あえて英語の学び方について考えてみました。
アルバイト柄こういうの考えるの大好き。
おこがましい。
英語の試験たち
TOEICの是非っていろいろ言われると思います。
真の英語力のためにはあれでは不十分だ、とか
それでも機能はするだろう、とか
990でも喋れない人は喋れない、とか
意味なくはないと思います。
こっちでの勉強って結局文献を読み教授の授業をキャッチすることが当然ながら一定割合占めてるのでそれに繋がる力の要請にはなります。
ただ、やっぱりアウトプットが少ないTOEICの実践英語力ひきのばしポテンシャルは大きいとは言えないのでは。
適切な対策をすれば伸びる一方
それが専門的すぎる単語、というか’TOEIC向け単語’の理解によるものだったり、
点を取るための小手先の戦略に強く依存していたりなため
本質的な力の養成につながるかは分かりません。
就活では必要なので割り切ってスコアは保持すべきなんだけど。
より実践的なスピーキング・ライティングの力もはかるのが
TOEFL
IELTS
TOEIC SW
などですよね。
留学要件はこういったテストなのでこの勉強を進めておくのが数段良いと思います。
受験料高いので覚悟した受験にもなるし。
ただ、こちらに来て気づいたのが
こういった試験の対策だけでも足りない、
補えないポイントがある、ということ。
すなわち
試験勉強で触れる英語は「綺麗な」英語である
ということ。
ま、いわれりゃ、って感じの事実ですが、ねぇ。
試験で用いられる英語は当たり前だがロールモデル。
当然発音はクリアで聞き取りやすいし読みやすい。
TOEICは4種類の英語を採用しているがそれでも綺麗は綺麗。
対して、留学の舞台においては
ものすごーーく早口でとっつかまえられない英語
なまりが激しすぎる英語
カジュアルな表現
こういったものに溢れています。
特に訛りは強烈。~人の英語は~だ、みたいなトピックあると思うけど、
世界言語たるものスタンダードからずれるものがあって当然。
そしてそれもしっかりキャッチしなければならない。
これは学生間のみならず、教授にも当てはまる。
誰かが
英語と英会話は似て非なるものといったが
まさにそれ。
日本にいて得ることの難しい学びは、こういった「生の英語」に違いない。
留学を英語学習の場にすることの是非については散々議論されている。
曰く、英語なら日本でも十分養成できる、留学だけが手段じゃない。
最もだとは思うが、こういった「生の英語」を日本で得るのは
やっぱり相当難しいんじゃないかなっていう結論に至りつつある私です。
単語帳の使い方
英語学習において必携なのが単語帳。
やっぱり語彙力はつまるところこの力のベースの部分。
自身は語彙力コンプレックスなので頑張らねば。
赤シートを駆使して頭に詰め込みますよね。
受験向けの単語帳って、
日本語を赤で隠し、英語をみたときにその意味が分かるように覚えるじゃないですか。
これまさに日本の英語テストの典型。
えっとね、逆。
これは強く勧めます。英語を隠し、日本語をみたときに英語がひらめくか。
こういう覚え方のほうがぜっったいに実践の場では活きます。間違いないです。
日本人が英語下手ってくくられる要因って、
読み聞きを通した得点獲得に必須である
英語が与えられる→日本語に変換する→解く
のプロセスばかりが重視されていて
英語を英語としてみないからなのかもしれませんね。
このプロセスだと「発信=書く、喋る」までまわらないことがしばしば…じゃないですか。
こういった読み聞きに偏った学習の象徴たるが日本語が赤字の単語帳、なのかもしれませんね。
言語はハサミ
最後に英語に関するSTRONG WORDSを紹介。
ある企業の方の言葉。
「言語はハサミみたいなもん」
すなわち、ハサミ自体を磨きに磨いて切れ味よくしても、
それで何をどういうアウトラインもって切るか、そもそも切るということをしないと
全く意味がない、ということ。
言語はあくまでツールであり、それを体得したならば使わなければ意味がない。
言語というハサミを研ぎ澄ましたうえで何をどう切っていくか。ここが一番大事。
はき違える人がほんとに多いと思いますこの点。
英語で何を「切り開く」か。
ハサミ研ぎ師になってはいけない。
うーーーん・・・・・
このトピックについてはまだまだ考え足りない感もありますが、
今回はこの辺で。
また改めて気づきを落とし込むかもしれません。