「お持ち帰り」しました。
留学。異国への滞在。非日常。
旅行ひとつとっても非日常感満載な海外。うってかわって滞在となると非日常感も薄れるのかと思っていた。
しかし、これがまた持続するのである。長続きする非日常感、という貴重な機会。
みるものすべてが新しい環境下では、常にアドレナリンがあふれ出ている。
心なしか開放的になる独特の感覚。
刺激に満ちた毎日はいつしか刺激への中毒性を生み出す。
エキサイティングな事象を探し回る日々。
そしてそれが案外すぐに見つかってしまうのだからこの循環も止まらない。
なんだか、日本ではできないこともここでならできちゃう、そんな、そんな気がするのだ。
表題の通りです。22年間の人生で初めて、お持ち帰り、しました。
中間テストを。
序文でエロいこと考えた男子は廊下に立ってなさい。
序文でエロいこと考えた女子は放課後私のところに来てくd
で、
何が言いたいかって
Geography of Economic Developmentのクラスで、home-taken exam というのを初めて受けました。
簡単に流れを説明すると、テストと指定された日の授業内で出題がされます。
今回は記述式の問題のみ。
で、それを翌日の夜までに仕上げてwebページを介して提出、というスタイルのテストでした。なんか近未来的(?)(完全に適当)
その場でバッと問題を渡されガーッと解くおなじみのテストスタイルと
出題されたものを、授業内容や何冊かの本、論文なりを根拠にじっくりまとめあげたり、所定の本を要約したりする社学おなじみのレポートのスタイルの
ちょうど中間とでもいえましょうか。
で、その出題に際する教授のお言葉が結構面白かった。
・この授業では「暗記」を課さない。だから一問一答とか覚えた知識の羅列をさせることはない。(付け焼刃のまる暗記が不要、ということで、知識を入れることが不要ということでは断じてない)
・実際の生活、実社会における問題解決とは、問題を想起し、一定の時間をもって、自身の知識を整理した後で(足りなければそれの補完にもあてる)それを基に考えて解を構築する作業である。このテストの形式はそれを体現している。役に立つと思うよ、こういうの。
ふむふむ。おっしゃる通りな気がする。
で、やってみて思ったのが、出題から1日を期限とするこの時間設定の適切さ。
1日というリミットはそれなりに事前勉強をしていないとどうにもまとめられない時間。でも多少うーんって考えるのに欲しい時間。うまい時間設定であると思った。
ちなみにセメスター1のあるテストの形式にもこんな感じのものが。
・5日前?くらいに問題がポストされる。
・5日かけて自分なりの考えを構築
・テスト教室に赴いてその場でカリカリカリカリ書く。持ち込み不可なので自身の書くことは細かい数字なり論拠なり含め頭に入れておかなければならない。
これも考える時間は長いのですがいかんせん頭に全部入れてこなければならないので自身の思考の部分のほか知識の面も試される、とでもいえましょうか。
この2つのテストの経験。
なんというか、
知識を頭にいれさせる部分と
それをまとめあげた上での熟考のステップ
そしてそれを文にして主張する側面=アウトプット
このバランスが非常にうまくとれた出し方をするなーという印象があります。
これは目から鱗でございました。