スケッチ!UBC

よーべーせー留学記  ~UBC、バンクーバー、えとせとら~

ボスキャリを駆け抜ける。①

概説編

 

 

ボストンキャリアフォーラムを終えました。

えっりょーちん留学してんのに就活してんの?って声もありました。笑

 

就活の成功が人生の成功とは限らず、

ボスキャリの成功が就活の成功とは限らないにしても、

ボスキャリ単体で考えればカタチある成果をおさめることができたという点で

成功だったと言えるのではないかな(*^^*) いぇーい。

 

せっかくの貴重な機会だったので、これは記さずにはいられないと思われるので!!

怒涛の日々を振り返りたいと思います。久しぶりに筆をとります。

 

 

「ボスキャリ」ってなーに?

 

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まずはイベント自体の概要から。

 

ボストンキャリアフォーラム、通称ボスキャリ

一言でいうと日英バイリンガルの人材を対象としたジョブフェア。

 

主に

・海外大学に在籍する日本人

・日本の大学に在籍し、交換留学等で留学真っ最中、あるいはこれまでに留学経験のある日本人

・日本語に堪能な外国籍の方

・転職希望者

 

などが参加する。

 

開催期間は11月上旬の3日間で、会場はボストン。

ここに日系・外資多くの名立たる企業が集結。

同時に北米に限らず世界各地から学生が集う。

なんかあれですね、ワンピースの「2年後」となんとなく重なりますね。

あとなんかこう、えっと、ドラえもんズ的なアレも感じますね。   はい。

 

 

今年で28年目を迎え、参加企業数は200社にものぼり、1万人もの求職者がひしめき合う。

採用イベントのなかでも最も大規模といえるだろう。

 

なんといっても最大の特徴として、3日間という短期間で一気に内定まで出てしまうのです!!

もちろんこのフェーズは企業によってかわってくるが、いずれにしても日本国内の長々とした就活に比べればそのスピード感には驚きを禁じ得ない。

 

そんなわけで、うちの大学の留学プログラムに関わる人でこのイベントを知らない人はいない、ってぐらいには知っ得なイベントです。

 

 

 

わたくし自身の立ち位置

 

ボスキャリブログって結構溢れているんですが

正直自分の属性とかけ離れすぎている記事を読んでもほぇぇぇぇぇぇってなってしまうだけなので、わたくし自身の立ち位置を早い段階で示してしまいましょう。

 

・学歴…文系学部卒!! MBAやら理系大学院やらといったツワモノたちもうじゃうじゃいますが多分土俵違い。ちなみに当日もらえるネームタグは文理で色分けされています。

・海外のバックグラウンド…交換留学!! つまり本籍は日本の大学です。しかも留学開始は9月。来て2ヶ月いうなかなかなチャレンジャー。

・志向…主に日系企業!! 外資も受けていなくはないですがメインはこっち。外銀とかは全く受けていません。文房具だけ集めました←

・卒業時期…2016卒!! これについては次の章で。

 

 

2016卒の憂鬱

 

最後に記した卒業タイミングは今回のイベント参加において非常に考えさせられるものでした。というのも、ご存知の通り2016年卒の採用から就活のフェーズが大きくかわったんですね。すなわち、15卒の場合は就活の解禁が大学3年の12月、内定確定の解禁が4年の4月だったのに対し、16卒は就活の解禁が3年の3月、内定確定に関してはなんと8月。夏にまで就活がもつれこむようになりました。

というわけで、ボスキャリのあり方も例年とは異なる様相になること間違いなし、でした。

 

ちょっと図解してみましょう。

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簡単のため、就活フェーズとボスキャリのみ示します。

 

ボスキャリの開催は2014年11月、対象とする学生は主に2015年3月、及び8月(いわゆる夏卒業)に卒業する学生です。2016年3月卒も参加は可能なのですが、ご覧のとおりボスキャリ自体から就業までかなりひらきがあります。

経団連加入企業はその倫理憲章により、8月いっぴ以前に内定をだすことが許されていません。16卒のボスキャリの内定マークが点線なのはこのため。つまり今回のボスキャリでは外資などのケースをのぞき、内定を確約することができないのです。

極めつけは、就活のフェーズの変化により、現在留学している交換留学生の多くは2015年3月解禁の国内の就活フェーズにばっちり乗ることができます。緑で記したのがうちの大学はじめ多くの交換留学の終了タイミング。ちなみに私は後者にあたります。もちろん3月~4月のイベント参加は難しいかもしれないけれど、選考にはしっかり間に合います。

 

就活フェーズの変化に日系企業は難儀しているようで、ボスキャリでの対応は結構分かれているように感じました。企業の側も大変なようです……。

 

・そもそも16卒に面接の機会を与えなかったり、仮に出せてもお呼びでなかったりする企業

・16卒に機会は与えるが、ある程度まで進めて国内選考に臨ませる企業

・15卒は本選考で、16卒はインターン参加に向けた選考(日系・外資共に見受けられた)

・内定自体は出さないがかなりイイとこまで進めてくれる企業

・内定を出す企業(外資や経団連未加入など、これはまぁもともとあったか)

 

といった具合です。

 

このフェーズ移行も手伝って、卒業年マイナス1の年のボスキャリが、やはり門戸の意味では広いようですね。

 

ただ、16卒の就活を見ている感じ、14年夏からインターンはガンガンはじまっており(むしろ例年より力がはいっている)、3月の正式な解禁をまたず学生とコンタクトをはかる動きが多く見受けられるとの新聞記事を見た覚えもあります。このボスキャリもその意図が強くあらわれたものだったと言えるでしょう。参加する意義はじゅうにぶんにあったわけです。

 

ではでは次のページから、実際のイベント参加の部分について記していきましょう。