スケッチ!UBC

よーべーせー留学記  ~UBC、バンクーバー、えとせとら~

「大学4年生での留学」講座

私は大学4年の晩夏から留学をはじめている。

UBCに交換留学にきている周りの日本人で

4年生というのは本当に少ない。

最高学年での留学というのはマイノリティなのである。

 

私の大学の交換留学は、交換留学と銘打ってこそいるが

ほとんどの学生が卒業を1年延ばす。(詳細は省く)

だから、5年生をやることに関してはどの学年で留学にいこうが前提として捉えていたので、私としては別段問題はない。

 

他の大学・民間運営の留学のシステムはあまり明るくはないが

4年生での留学、休学を伴った留学、となると1年の卒業の延びがくっついてくるだろうから、

これに関してはしっかり考えなければならない。

 

 

で、

実際に4年生という立場で留学に行くとどんなことが起こるのか。

 

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否が応でもちらつく「就活」

 

解禁しましたね、16卒就活。

卒業が近い、というのはすなわち

就活を見据えなければならない。

だから、留学期間前および期間中も何らかの形で就活が食い込んでくる可能性は極めて高い。

今回、4年生留学ができる決め手となったのは就活フェーズのずれによるものだが、

如何せん今年が初めての大々的な移行なので企業もどう動くのか不透明な部分はある。

不安要素がないことはない。

 

だから備えられるだけ備えておく必要があったので

3年生の冬、つまり15卒向けの説明会に参加するなど、留学前から就活の準備を始めておく必要があった。

また、留学期間中もボスキャリ(前記事参照)に結構時間をとられたり・・・。

 

ボスキャリを駆け抜ける。① - スケッチ!UBC

 

 

キャリアの可能性を大きく広げうるのが留学だが、

その選定を直近に控えている切迫感はこんな形であらわれている。

大学2年生などの余裕ある時期に留学に来ていたらまた違ったものになったのだろう。

留学と就活を完全に分離するのもなんとなく変な感じだが、「純粋に」留学に向き合えるのがちょっとうらやましかったりもする。

 

 

授業の選定に関して

 

専攻への深み

 

私の大学では3年から後期ゼミへの所属が必須であり、4年生にもなるとゼミにも所属しゼミでがっつり自分の専攻に向き合っている。

そしてそれを踏まえての留学になる。

そすると、こちらでの履修は結構ハイレベルなものに突っ込むことができたりする(400番台、といえば多くの人に通じるだろうか)

私の場合は国際経済学が専攻なのだが、こちらでの400番の国際貿易の授業では、ゼミでは扱いきれなかったモデルにまで突入していて結構面白い。

留学先で専攻に一層の深みをだせたわけだ。国際貿易の授業は母校では大々的に開講されていなかったのでこれは「ならでは」経験に部類されるのでは。

また、専攻というある種の軸をもっての科目選定ができる。

 

留学の志望理由も(それが本音であれ受かるための建前であれ)かためやすい。

留学生選考は学年が高い方が有利、という学内でささやかれる噂のタネのひとつはこれであろう。

 

 

 言語制約カバーの余地

 

悲しいかな、英語での勉強というのは非効率である。

言語制約というのはなかなかにストレスフルである。

この学びの助けになるのが日本での学び=予備知識。

純粋に2年生より4年生の方が勉強蓄積量が多い(と、仮定すれば、な場合もしばしばですが)ので

英語による学習のエンジンを駆動させる材料は多いのかもしれない。

 

 

 幅広い知見の獲得

 

プログラムによるかもしれないが、

私の大学の留学プログラムは履修に自由度をもたせることが容易である。

専攻が経済だったがこっちでは商学、なんてこともできる。

学士の勉強なのだから、という考え方に沿えば幅をもたせてあげることも大事。

それは4年生たる私でも実現できる。

母校ではお目にかかることのできない類の科目の履修がそれである。

 

2年生で留学となれば、幅広い履修から専攻をしぼる材料として非常に有用である。

ま、いろいろみる場として活かすか

専攻を深める場という位置づけで活かすかは

これはもう好みとタイミングの問題だろうか。

 

私自身は、専攻への深みと幅広い知見の獲得の両方を結構欲張れている感はある。

 

 

 

 

おまけ

 

これはほんとのほんとにおまけなのだが、

周りが2年生とか3年生とかだから

もうね。

うん。

 

・・・なんてことを感じるのは日本人との関わりのごくわずかな局面のみなので

あんまり心配しなくていいと思います。

 

あ、でも敬語とか無駄に距離感じるのでやめてくださいできれば。笑